チェロのレッスン 37

個人レッスンは1年間に36回ある。37回目となった今日はレッスンを受け始めて満1年が経過し、2年目に入った最初のレッスンだった。

曲は相変わらず・・・ブレバールのソナタ

この頃、私の弓の持ち方が崩れてきているとのご指摘で、弓を持つ右手の指の構え方を直された。

個人レッスンで習っているA先生は、右手の指を固くしてしっかり弓を保持し、ガッツリ弾くタイプ。先生に言われたように指に力を入れて弓をガシッと持って弾くと、なるほど大きな音量が出た。しかし、これだと右手の疲労がたまるから、この弾き方を長時間続けるのは無理がある。

一方、グループレッスンでお世話になっているS先生は、余計な力を抜いて楽に(体を壊さないで)弾く方法を勧めている。右手の指をしなやかに構えて、軽く弓を持つ感じになる。この方法では(今の私の実力では)大きな音量は出しにくいが、長時間の演奏には適している。最近の私はこちらのS先生流の方法に馴染んでいたので、A先生からチェックが入った。

二人の先生の言い分は相反するので困ったものだが、両方のメソードを体得して、必要に応じて使い分けるダブルスタンダードでゆくのがいいだろう。1年目ということで初心に戻って弓の構え方を再チェックし、本日の1時間の個人レッスンは終了。

ブレバールは56小節〜57小節、および60小節の拡張で弾く音のピッチが低いのを注意された。1の指と4の指の広げ方が不足していたようだ。 弓を持つ指の形と力の入れ方を急に変えたため、右手に気を取られ、左手の音程が甘くなってしまった。


にほんブログ村 クラシックブログ チェロへ
にほんブログ村