グループレッスン 24

今年最初のグループレッスンは、いつもの音階とウエルナーから。皆さん、ウエルナーの予習をなさっているようで、随分と進み方が早くなった。余った時間でドッツァウアー のチェロ練習曲(No.1-34)もやった。ところどころに♯や♭の臨時記号が付いた音が混ざっている曲。

人差し指と小指の間隔を開く拡張形を使う必要がある個所で、先生は「もうちょっと指を開いて」とか「いっぱい開いて」と、目分量的な説明をなさっていた。個人レッスンで拡張について細かく教わった私には、先生の説明は理解出来る。しかし、グループレッスンオンリーの人たちは、初めて拡張に遭遇したわけで、はたしてどこまでわかっただろう? 拡張の基本的な型の作り方を具体的に説明してもらってないから、なんちゃって拡張みたいな曖昧な指の開き方になっている人が多かったような気がする。

先生からは、「♯が付いた音は高めに、♭が付いた音は低めに音程を取って、メリハリを付けましょう」との注意もあった。この説明も判る人にはわかるが、どのくらい微調整をすればいいのかは微妙なところ。

私が習っている個人レッスンの先生はお若いので、(年配の指導者のように)ほどほどでお茶を濁さずみっちりと指導してくださる。細かいところまでチェックが厳しくて時々参るのだが、こういうシチュエーションを見ると、それはそれでありがたく思えてくる。グループレッスンでは、生徒が13人もいる。先生もいちいち細かくは教えきれないのでやむを得ない。
 


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