グループレッスン 29
ニ長調の音階練習をしてからウエルナーをやる。
前半は第4ポジションの練習が中心だった。
先生曰く・・・・
「子供のころ、ウエルナーをやらされて(ややこしい譜面が出ているから)さっぱり訳が分からなかった。同じ苦労は皆さんには、なるべく味あわせたくないと思います」
・・・と仰りながら、ややこしい練習曲をやるのだった。
半音階が出てくる短い練習曲で、慣れればどうということもないだろうが 、慣れるまでは皆さん、半音の音程の取り方が、微妙に不安材料になる。 この手のシチュエーションになると、先生のお話は「ちょっと低め」とか「ちょっと高め」といったファジーな説明が多くなる。感覚的にコツをつかんでいくしかない。
レッスンの後半は、6月にある発表会で弾く曲の指使いとかを相談する時間となった。右隣におられたTさんはバッハの無伴奏チェロ組曲第3番のブーレをやるそうだ。スズキ教本第7巻に出てくる曲。4巻最初のブレヴァールのソナタに時間を取られているので、私が取り組むのはいつになるやら見当もつかない。
左隣のM氏もバッハ無伴奏組曲第1番のプレリュードを練習していた。両側からのバッハ攻撃に挟まれた私は「川の流れのように」とか「見上げてごらん夜の星を」といったポピュラー系の楽曲集を開いて遊んでいた。えらい違いである。
発表会は時間が余るらしい。ほかの楽器ができる人はどうぞとのこと。「バイオリンでも弾いたらいかがですか?」と先生から言われた。 簡単なピアノトリオとかあれば弾いてみようかなとも思うが、できればチェロ4重奏で ゴルターマンの「レリジオーソ」あたりをやりたいものだ。いい調子でレッスンが進んでいるので、可能性は十分にあると思っているが(?)ピアノ伴奏はプロの先生にお願いするらしいが、中には娘さんのピアノ伴奏で出演予定のお父さんもいるようで、盛り上がる発表会になりそうだ。