チェロのレッスン 50

教室に入ったら座高20cmぐらいのベビーチェアが置いてあった。5歳児がチェロ教室に入門したそうだ。楽器もちっちゃいのだろうが、楽器よりも、子供の方が小さくて壊れそうで怖いと先生は仰せであった。

レッスンはマルチェロソナタホ短調の3回目。

本日の注意事項

① 第1楽章6小節の2拍目、B・D・C・Eと続く十六分音符の途中のCは1の指で弾くが、すでに拡張形に入っているので、1の指のみを、上ナット側に伸ばして音程を取る。

② 12小節の最後は、若干リタルダンドする。

③ 第2楽章の冒頭、1〜4〜1〜3〜1と指を押さえるような箇所では、1の指は指板から離さず、押さえたままにする。似たような音形はこの後も出てくるから、そこでも同様に1の指は押さえたままにする。 むやみに指をばたつかせては、いけないということ。

④ 6小節の1拍目のCは1の指で弾くが、ここもすでに拡張形に入っているので、1の指のみを、上ナット側に伸ばす。この前後はポジション移動が厄介なところで、毎度音程が危なくなる。先生に言われたように1の指だけ、ちょこっと伸ばしてやったら音程が安定してきた。11小節のトリルの後のGも同様で、1の指だけ伸ばす。

⑤ 18小節3拍目のGisは拡張の4の指で取る。ひとつ前のAを解放弦で弾く時に、あらかじめ親指を移動して拡張形を準備しておく。


「この曲、真面目に弾くと左手が痛くなるのですよね〜」っと先生が仰った。指を広げるエクササイズとして丁度いいようにできているらしい。繰り返し練習していると左指だけじゃなく、左腕までかったるくなってきた。スローな曲をじっくり弾きこむわけで、テンションを下げないように弾くと脱力とはいかず、かえって余計な力が入ってしまうところがある。フォルテよりピアニッシモで弾く時の方がコントロールが難しく、力技になってくるのと似ている。









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