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横向きのアクセントで思い出したのがシューベルトの「ディミヌエンドか、アクセントか」という問題。シューベルトはアクセント記号を大きく横長に書いたため、自筆譜はディミヌエンドと紛らわしい状態になっている。そのためブライトコプフ旧全集(ブラームス校訂)スコアでは、アクセントをディミヌエンドとして印刷していた。「未完成」の第1楽章最後の音などは、ディミヌエンドからアクセントに変更されると随分と雰囲気が変わってくる。過去の名指揮者たちの演奏では、ディミヌエンドで消え入るように音楽を終わらせるのが一般的だった。それがアクセントになると(?)

一方、「ザ・グレイト」の終楽章の最後の音は、旧全集ではディミヌエンド指定なのだが、大半の指揮者はこの指定を守っていない。むしろアクセントとして読み替えて、フォルテのトゥッティで華々しく終わらせている云々・・・どうしてでしょう(??)





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