チェロのレッスン 51 

マルチェロソナタホ短調の4回目。 相変わらず第1楽章から始めて細かいチェックが入り、その後第2楽章に移るパターン。

本日の注意事項

① 第2楽章2小節の最後のE、4小節のG(いずれも十六分音符が4個連なる箇所の最後の音)は、テヌート気味にして若干音を伸ばして弾く。重みというかタメを入れる。ここで呼吸をして、次の十六分音符の下降形になだれ込む感じ。折り返し後、後半に入って最初に出てくる4連符の最後のG、4小節目の最後のEも同じ。16小節、17小節の4連符、いずれも4個目の最後の音は、同様に弾く。

② 17小節の最後のDにはf指定がある。その直前まではp指定なので、4連符の最後で急にfにして、聞いている人をビックリさせる箇所。その後は、しばらくfのまま。

③ 19小節の4拍目のG、A、B、Gと続く4連符の途中に出てくるAは解放弦で弾いてよいが、その時、4の指はD線上で押さえたままキープする。A線上で1の指のみ、ちょっと上げて解放弦を弾く。要するに、この手のパターンでは、左手の構えのフォルムを崩さないことが肝要なので、指の動きは最小限にする。必要以上に指をバタバタさせてはいけない。20小節の4拍目のAを解放弦で弾く時も同様。

④ 26小節の3拍目の十六分音符が4個続く箇所では、2個目のBにp指定がある。ここまではずっとfで弾いてきているので、Eまではf、続くBでガクッと音量を絞ってやる。お客さんビックリ作戦、その2である。

⑤ 29小節からの4連符は、楽譜には特に指定はがないが、テヌート・スタッカート気味に弾く。この直前まで16分音符を延々とチョコマカ弾いているが、その流れを一端切って、雄大な気分で曲を閉じる。









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