グループレッスン 46

前回は8名だった参加者が今回は7名。出席者数の最低記録を更新中である。3連休の初日なので、みなさん、いろいろ忙しいようだ。

練習メニューはいつもと同じ。音階、ウエルナー、ドッツアウアーの順にやった。ドッツアウアーの練習では、4番の譜面を一段ずつ順番に割り振り、メンバーがソロで弾いていった。音程は正確な人でも、まだ音量は弱く、頼りない音を出していた。あるいは音量が出ても、不必要なアクセントが混ざってしまったり。私も含めて、みなさん弓のコントロールに苦戦しておられた。

私は最近、個人レッスンのA先生から、音量を出すためのボーイングの指導を繰り返し受けている。弓の持ち方の再考(ポイントは親指と小指)。右肘と手首の位置関係の確認などだが、グループレッスンではその手の話はあまり出ない。以前、代講で来られたプロオケ奏者の先生から、音量を出す方法(音を出す時の最初の噛みを重視する方法)を聞いたぐらいである。十数人をまとめて指導していらっしゃるS先生に、現段階で各人のボーイングの状態を細かく見ていただき、その指導を期待するのは無理があるのだろう。とはいうものの、S先生は生徒の左手指の間違いはしっかり注意なさるので、各人の弾き方は見ていらっしゃる。

個人レッスンのA先生の弾き方と、グループレッスンのS先生の弾き方は、かなり違う。A先生は弓をしっかりと強く保持し、腕の重みを乗せて楽器を芯から鳴らす方法を伝授してくださる。一方、S先生の弾き方は、鳴らすといよりも、柔らかく響かせるタイプ。こちらは脱力がポイントになっている。S先生も、メンバーの音程問題がある程度進捗したら、ボーイングの指導をしてくださるのかもしれない・・・少し前、ビブラートのかけ方を教わった時は「心でかけます」みたいな説明になっていたが・・・(?)

練習の最後に「ボッケリーニの2重奏曲 作品49の1」の最初の方だけを、ちょっと合わせてみた。 女性陣が上の声部を、男性陣が下をと分けて弾いた。両方がカノン風に旋律を追いかけたりするので、二つのパートは内容的にはそれほどの差はない。初回なので、超スローなテンポで合わせたから、この曲の本来の姿はわからなかった。模範演奏のように颯爽と弾けたら素晴らしいだろう。




ボッケーリニの模範演奏は若手チェリスト奥村景氏の多重録音。ひとりで弾いている。







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