2日連続の発表会その2

17日は地元オケが主催するアンサンブル会に参加した。市民文化会館小ホールを使っての一般公開演奏である(入場無料)。昨日に続いて2日連続の舞台は初めての経験だった。

11グループが演奏を披露した。ピアノ連弾、フルート二重奏、ピアノ五重奏、クラリネット三重奏、金管五重奏、チェロアンサンブル、木管五重奏、クラリネット五重奏、管弦楽合奏といった内容。わたしはピアノ五重奏とチェロアンサンブル(2種)に顔を出したので出番は3回になった。

午前中、文化会館1階の練習室で1回、3階のステージで1回、合計2回のリハーサルが各演奏グループに割り当てられた。わたしが参加するリハは3回✕2=6回ということになり、会館内を走り回ることとなった。1階でのピアノ5重奏のリハの直後、3階でのチェロアンサンブルのリハが始まるケースもあり、午前中はバタバタして終わった。

持参した楽器は昨日と同じオールドで、エンドピンも昨日と同様に見附精機のクアルテットと中空カーボンの2本を持参。どっちがいいか舞台で使って様子をみた。結果は中空カーボンを選択。タングステン、チタン、真鍮、カーボンの4種類の複合素材で作った重たいエンドピンを装着すると、音が裏返る(ひっくり返る)ケースが多発した。楽器が重量級のエンドピンを嫌がっているみたいで、オールドチェロには負荷が重すぎるようだ。前日の発表会会場ではそういうトラブルは出なかったから、ホールの音響との関係がデリケートなのだと思う。弓も新作弓ではなく、フレンチモダンを選択。手持ち楽器と弓の組み合わせの中で最も軽量クラス同士の取り合わせが、ドライな音響効果を持つ17日の会場でのベストチョイスとなった。

13時半からの本番では、プログラムの3番でシュベールとの「ます」(4楽章)を演奏。いつもしくじる苦手の箇所は、今回もそのまま。ピアノやバイオリンがガシガシとフォルテで弾くところだから助かった。その他の部分では目立つミスもなく切り抜けられた。ヤレヤレである。

次の出番はプログラム7番。チェロ教室の生徒10人で「浜辺の歌」と「海」を披露した「浜辺の歌」は、練習で入りがきれいに揃わず危うい曲だった。本番でも揃わず空中分解寸前となったため、すぐに演奏中止を指示。最初からやり直して乗り切った。一方、「海」はまずまずの出来。グループレッスンも2年半を経過すると、合奏に慣れているメンバーと、そうでない人との差は歴然で、拍子を数えられるかどうかの違いが目立つ結果となった。

3回目の出番はプログラム9番、ゴルターマン「レリジオーソ」。弾き慣れている4人でやったので不安はなかった。この曲の演奏が始まってすぐに、舞台上手の黒い幕の後ろから唐突に人の顔が出現した。わたしの席は上手側を向く方向で椅子が置かれていたので、幕の後ろから現れた顔がモロに見えてビックリ。次の次の出番を待っているアンサンブルグループのチェロ奏者2名(女性)が、交互に舞台袖からこちらを覗いたり引っ込んだり、ちょろちょろと動き回る動作を繰り返したのだった。 オヤオヤ〜?ってな感じで彼女らの様子を観察していたら、一瞬演奏が乱れてしまった。ちょっと集中力が足りなかった。


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