ホールでのオケ練  2日目

昨日に続いて文化会館大ホールを借りてのオケ練があった。昨日同様、冷気の通り道に座っていたから寒かった。舞台袖は暖房が入っているのだが、斜め上の天井方向から冷風が吹き降りてくる。真夏の冷房みたいな感じ。徐々に体温が下がって眠気が出てぼーっとしてくるし、あくびも出てくるから具合が悪い。寒いことがわかっていたから、今日は厚着で来たのだが、またしても途中でダウンジャケットを着た。本番当日は下着を重ねて着るとか、チョッキを着るとか、カイロを持参するとか、寒さ対策が必要だろうか。ホールの事務方に空調はどうなっているのか、ゲネプロの時に聞いてみよう。

曲のリハーサルの方は、演奏中に自分の左手の構えの角度が良くないのに気付いて修正するとか、日頃の個人レッスンで指摘されている反省点が次々に浮かんでくる。弾くのに忙しくなってくると基本がおろそかになってしまう悪癖が悩ましい。前のプルトに座っておられる先生の後ろ姿からダメ出しを頂戴しているような心地。

午前中の練習が終わって昼休みになろうという時、隣のプルトで、もめ事が発生しているのに気がついた。二人の真ん中に置くべき譜面台を片方の側に引き寄せたとか、そんな話。ちょっと険悪な雰囲気になりかかっていた。チェロは大人数が舞台を埋めているからスペースに余裕がなく、ゆったりとした気分では弾けない。トラブルも出るだろう。ステージマネージャーとも相談の上、ご両人には各自が1台ずつ譜面台を使ってもらうことにした。彼らの席は管楽器のひな壇の直前(つまり後方)だから、譜面台が増えても置き場所は大丈夫。それに、チェロは9.5プルト(19名)なので1人席もあるし、1人で1台の譜面台を使う人が少し増えても目立たない。気分よく弾いてもらえればそれでいいのだ。練習後、お茶しに行った店で、「フォルテのところでは弓をたっぷりと使って大きく動かしましょう。ピアノの箇所では小さく動かし、演奏姿にメリハリをつけると上手に見えるよ〜」とかのアドバイスもしておいた。初舞台は不慣れだからいろいろある。ちなみに私の初舞台は40年前。当時、バイオリンを習っていた音楽専門学校の弦楽合奏団に参加して、ヴィヴァルディ「四季」などを弾かせてもらった(パートはセカンド)。ソリストがどういう演奏をしたかとか、当時の情景はまだ覚えている。初舞台は一度だけ。楽しんでもらいたい。



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