ヴァイオリン教室 #4

今回はI先生が不在のためO先生による単独のレッスンだった。楽器を持つ前に体をほぐすストレッチをいくつか教わった。特に、指の関節を柔らかくするストレッチはなかなかいい感じ。左指の第一関節(付け根)を右手でしっかり握って押しこむように力を加える。そのまま指をゆっくり回してやる。1本ずつグリグリ。左手が終わったら右手の指も。これをやると指の動きがスムーズになる。

ストレッチの次にボーイングなどの基本の確認をやった。

その1 先弓で力が抜けるのを防ぐためのエクササイズ

ヴァイオリンを胸前の位置まで下げて構え、G線を先弓のみで弾く。弓は先端から10cm程度を往復させる。この時、音が割れる寸前まで強奏する。しばらくこれをやってから、通常の位置にヴァイオリンを構えて先弓で弾くと、弓先で音がかすれなくなる。 チェロにも応用可能だと思う。

その2  指弓の練習

右腕を体側にぴたりとつける。動かしていいのは右腕の肘から手首まで。この状態で弓を持ってE線を弾く。フロッグの直近から10cm程度の間を往復させる。この時、指が強張ってはいけない。手首を柔軟にして右指を伸ばしたり縮めたりする。弓が動く幅が狭くなるため、滑らかに弓を上下させてE線を弾き続けるのは簡単ではない。

その3 ボーイングを安定させるエクササイズ

A線の上空1cm程度の間隔を維持しながら、ゆっくりと弓を動かす。全弓運動をするのだが、毛を弦に接触させてはいけない。弓が弦から離れ過ぎてもダメ。夜中でも練習可能なエアーヴァイオリン奏法である。弓が上下左右にブレないよう滑らかに動かすことが肝要で、これは結構難しい。運弓の速度はゆっくりやる。このエクササイズをやると、実際に音を出す時のボーイングが安定してくる。

その4 左指の構えを崩さないで弦を押さえる

まだ1の指、2の指しか練習してないが、1,2,3,4の指を全部弦にのせて(もちろん正確な音程がとれる位置に各指を広げる)、この型を崩さないように維持して1や2の指を押さえる。つまり弦の上に1,2,3,4の指が常時待機している状態となる。指をパタパタさせないための練習である。これはヴァイオリンでもチェロでも共通の重要ポイント。4本の指を広げたままキープするのは、楽器が小さいヴァイオリンなら楽に出来るが、チェロは指が向く方向(構え方)を考える必要がある。



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