チェロ・アンサンブル #10

連休中ということで、ハワイに遊びに行った人や九州にお出かけの人など欠席者が多く、4名での開催となった。いつもの「アンダンテ・レリジオーソ」「ゴルターマンのノクターン」をやってから、モーツアルト「フーガト短調」をさらった。

モーツアルトの「フーガ K401」は難しい。オリジナルはピアノ曲として書かれた音楽で(チェンバロやオルガンでも演奏する)、それをチェロ4重奏用にアレンジした楽譜を使う。4つの声部が一見似ているようで、細部はかなり異なる。作曲技巧に凝るモーツアルトならではの弾きにくさ満載の音楽である。この作曲家の作品は毎度のことながら聞くのと弾くのとでは大違い。厄介で嫌らしい・・・。
https://www.youtube.com/watch?t=1&v=txuPohIFdIc

練習の合間の休憩時間に次の練習曲の候補となる楽譜をS先生に見ていただいた。先生はパッヘルベルの「カノン」と、バッハとほぼ同時代のフランスの作曲家ジャック=クリストフ・ノードJ-C.Naudot(1690~1762)の5つの二重奏曲を選ばれた。パッヘルベルの「カノン」はヴァイオリンで弾く音楽だが、チェロ用に編曲されたヴァージョンを使う。途中から細かい音符をかなり速い速度で弾く必要がある。最後の方はト音記号も出てくる。ハイポジションをスムーズに弾けるかどうか腕試し。少しずつ、遅れながら進む3つのパートは同じ曲を弾くため難易度に差はない。メンバーの皆さんにはかなり刺激的な練習になるだろう。第4パートは簡単なフレーズを延々と繰り返すだけ。退屈なので輪番で担当することになった。



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