久しぶりの自主練

明日、毎月恒例の自宅マンションでのミニ演奏会をやるので、出演者4名が近隣のF市の公民館に集まって練習をやった。17時から22時まで借りた部屋は工作室。床はコンクリート打ちっぱなし。壁もコンクリだから残響豊富でかなり気持ちよく弾ける。同じ施設内にはピアノ完備の音楽室もあるけど吸音材が貼ってあって弦楽器はさっぱり響かない。音響的には工作室が優れている。

5時間借りて使用料金は250円。駐車場は無料。私が住んでいるC市の施設を借りると一桁高くなる。駐車場も有料。申し込み手続きはF市はネットでOK、C市は施設まで出向いて申し込み手続き(前金払)を前日までに完了しないと使えない。隣接する2つの市の住民サービスの差は歴然だが、それに気が付く住民は少ない(サービス内容がいいF市は人口42万、C市は24万)。

集まったメンバーはバイオリン2人とチェロ2名(私は両方の楽器を持参した)。本当はビオラがいればパーフェクトだがしょうがない(ビオラパートはチェロで代奏)。

最初にパッヘルベル「カノン」をバイオリン2名と通奏低音2名でやってみた。セカンドの女性はちゃんと弾けてるが、融通が効かないイン・テンポというか、タメを付けない弾き方で立て板に水の調子でパラパラ弾く。結果、どんどんテンポがつんのめって速くなる。自分で自分の首を締めるようなもの。ファーストの私に合わせていると彼女はいうが、私ではなくチェロに合わせるようお願いして、何度かやり直したらうまく合うようになった。チェロの2人は通奏低音をしっかり響かせてくれるので助かる。本当はバイオリン3名で弾く曲だが、2名でもそこそこ聞かせられる。知り合いにバイオリンで参加してくれそうな女性がいるので、3パートが揃う日もそう遠くない。

次に「エーデルワイス」「ブラームスの子守唄」「モーツアルトの子守唄」をバイオリン2部とチェロのための編曲譜で弾いた。平易な曲だから合わせやすい。うまくハモると聞きばえもする。この辺りの楽譜はセカンド・バイオリン担当の女性が提供してくれている。彼女は別グループで老人ホームに出掛けて慰問演奏をやっているそうだ。

続いて、彼女から提供された日本歌曲の弦楽アンサンブル用編曲譜「見上げてごらん夜の星を」「早春賦」「川の流れのように」「星影のワルツ」をやってみた。「川の流れ」はかなり難しい編曲で楽譜のセレクトを間違ったかも。もっと平易に書かれている編曲譜もあるから、次回はそちらを採用することにして持ち越しとなった。「星影のワルツ」は、曲が時代がかっているというのか、弦楽合奏ヴァージョンで弾いていると気恥ずかしくなって一同が笑い出した。クスクスいって合奏にならないからボツ。

ということで日本の歌は「見上げてごらん」「早春賦」の2曲のみとなった。チェロの女性2人は今回はチェロ二重奏曲は披露しないらしい。候補曲を練習してみたけどまだ披露する自信が持てない様子。となると時間が余る。穴埋め的アンコールで私がバッハの「無伴奏チェロ組曲第2番」からプレリュード、もしくはバイオリンで「G線上のアリア」をやってみようと思う。最後は「星影のワルツ」をソロで弾いてお開きにする予定。たぶん一番受けるだろう。



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