チェロ・アンサンブル #24

今日は毎月1回あるS先生が来られる指導日だった。最初にパッヘルベル「カノン」をやった。4番チェロの担当者が欠席のため先生が弾いて下さった。振幅幅が大きいビブラートを存分にかけて弾かれたので、あの単調なメロディの繰り返しが見違えるほど魅力的に聞こえた。前回、私が4番を担当した時とは大違い。太い音で深々と響かせるとガラッと表情が変わることを実感した(帰宅後先生のボーイングとビブラートを真似しようとしたが、そうは問屋が卸してくれない。先生みたいに開放弦を使わずにG線・C線の上の方を強めのビブラートをかけながら繰り返し弾くと腕が疲れて息切れする)。1番チェロから3番チェロまで2名ずつで弾いたが、さすがに4番チェロの音は、埋もれること無くしっかり響いていた。先生からは途中で何回か出てくる聞かせどころの旋律を目立たせるため、その時脇役に回るパートは音量を押さえるよう指示があった。まだ各自自分のパートを弾くだけで余裕がないから、指導内容を実現するのはこれからの課題になるだろう。

続いてモーツアルトアダージョヘ長調KV580aを練習した。久しぶりに弾く曲である。私ともうひとりが担当しいている4番チェロは、G線1ポジ4の指で取るCの音程が怪しいので注意された。本日の練習の最後はピチカート・ポルカを弾いた。フォルテの箇所では指板を叩きつけるぐらいの勢いで弦をはじき、ピアノとの対比をはっきり付けるようにとのこと。ピチカートは遠慮気味にやってはイケナイ。この曲、先生不在の時に練習したら全然まとまらず崩壊したのだが、先生がいらっしゃるとバッチリ揃う。微妙なものである。



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