ヴァイオリン教室#45

最初に調弦のやり方を勉強した。隣り合う2本の弦を同時に弾く練習。先生はロングトーンで弾かないとダメと念押ししていた。外見だけ真似て細切れ奏法をした人がいたのだろう。弦のうなりを聞き分け、ピタッと止まる位置を探る意味が分かってないらしい。私はヴァイオリンを習い初めて以来、ずっと音叉しか使ってこなかった。数年前にチェロを始めてから機械の便利さを知った。チューナーの点滅に合わせるだけなので非常に楽。しかし目視で済ませると音の微妙な違いを聞かなくなるから要注意だと思う。

テキストは「新しいバイオリン教本」第1巻の59番「ト長調音階」の練習からスタート。相変わらず4の指で取る音程が不安定な人が多い。先生は音階を1,2,3,4と上昇していった時の指の位置を覚えましょうという説明をしていた。分かる人には分かる話だが、「一旦広げた指の間隔を勝手にずらしてはダメ!手の型は絶対崩すな!」みたいなキツイ調子で教えないと、理解力が足りない生徒には重要ポイントだとは受け止めてもらえない。実際、そう指摘された直後に、左手でおにぎりをつくるみたいに指をモニョモニョと伸ばしたり縮めたり。グー・チョキ・パーでもしてるように頻繁に手の形が崩れる生徒がいた。先生と生徒の間に通訳が必要かも知れない。

続いて65〜70番の付点音符の練習をした。毎回、66番と69番のようにフレーズは同じで拍子が違う練習曲を似たようなテンポで弾かされるため、私は今日のッスンが始まる前、この箇所について先生におたずねしておいた。同じ音形を4分の4拍子と4分の2拍子で弾き分けるエクササイズの具体的な弾き方の違いが従来は曖昧だったからである(音の長さの違い、テンポの違いがはっきりしなかった)。その質問に応えていただいたのかもしれないが、先生は4分の2拍子で弾く69番では、今までにない速いテンポを採用され、8分音符が並ぶ譜面を4分音符2つでカウントすることで、4分の4拍子と4分の2拍子の差異を音で確認出来る練習をして下さった。



最後に71〜73番をさらう。71番フォスター「主人は冷たい土の中に」は楽譜が4段あるため、12人の生徒を3人ずつのグループに分けて、順次1段ず分奏リレーさせた。こうなるとまだうまく弾けないチームは辛い。ということで生徒のケアをする幹事さんが後ろで一緒に弾いていた。某教室の発表会で見た情景、ハイドンのチェロ協奏曲を弾いた年輩男性(生徒)の横に先生が座り、同じ楽譜を一緒に弾く二人羽織を思い出した。同じ先生は4歳児には暗譜でキラキラ星変奏曲を独奏させ、舞台中央で子供が立ち往生しても手を貸さず放置。気まずい沈黙が続き衆目が集まる中、子供が曲を思い出して自力で最後まで辿り着くのを舞台の袖でじっと待っていた。


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