ヴァイオリン教室#47

今日は先生お二人による指導日で「新しいバイオリン教本」第1巻の72番「ラルゴ」(ドヴォルザーク)と71番「主人は冷たい土の中に」(フォスター)の2曲他をさらった。「ラルゴ」は付点四分音符のリズムが甘い人がいるので、同じ箇所を何度も弾かされた。移弦する際に音が滑らかにつながらず、ギクシャクする人もいるそうで、そこも繰り返しの練習に付き合った。先生は移弦した後にガツンと力まないようにしましょうと仰っていた。よっこらしょと隣の弦に移った直後に気が緩んで(?)ガリっとなる場合がある。なので、そうしないように注意しましょうという指導。確かにそうなのだが、肝心な点を補足するとこうなる・・・

実際のバイオリン弓の長さは73〜74センチぐらいだが、2メートルぐらいの長大な弓を持っているつもりになると、かなり腕を大きく動かしておおらかなボーイングをするようになる。イメージ的にはこれが重要で、付点音符を弾いている途中で弓が足りなくなるのではないかという危惧が消える。2倍以上長い弓を使っているつもりになっているわけだから、おつりが来るくらいの余裕で弓先まで悠々と弾けるのだ。移弦に際しても、長い弓を使っている場合は動きがゆる〜くなるから、ギクシャク・チマチマせずにおっとりと滑らかに移弦出来るようになる。これは数年前、オーケストラ・アンサンブル金沢のチェロ奏者ルドヴィート・カンタ先生の公開レッスンで聞いた話。上手なボーイングをするにはイメージトレーニングも必要なのだ。



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