ヴァイオリン教室#65

O先生による単独指導日だった。「新しいバイオリン教本第2巻」の11番「ハ長調の音階練習」から始まり、13番の「分散和音」までやった。ついで14番の「アンダンテ」をさらって15番の「アウリスのイフィゲニア」の説明まで進んだ。

15番は冒頭に3重音が出てくる。テキストには3本の弦を同時に響かせるようにと書いてあり、2音ずつ分割して弾いたり、1音+2音とか、2音+1音は悪い奏法であると説明している。しかし、O先生によれば3重音を分割して弾く場合もあるから、一概に悪い奏法とは言い切れないとのこと。O先生によると、最低音を一つだけ弾いてから上二つを弾くのは悪い弾き方で、2+2とか、2+2+1(最高音のみをちょっと長めの余韻を付けて弾く)は有り得るという。最も重要なのは最高音なので、最後に弾く音を重要視するようにとのことだった。

チェロの場合、重音では最低音が最も重要とS先生に教わったから、ヴァイオリンとチェロでは重音で重視する音は逆の考え方をするようだ。楽器の性能や音域を考えると、そうなんだろうと思う。

休憩後は鈴木教本第1巻のバッハ「メヌエット3番」の復習。生徒を半分ずつのグループにわけて、メロディと伴奏パートを交互に弾いて合奏した。自分のことで手いっぱいで相手パートの音を聞いて合わせる余裕がない人もいるから、先生から音量バランスが悪いとか、縦の線が合わないとかの指摘を受けた。





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