チェロアンサンブル#48

今日は先生が来られない自主練の日だった。自主練では「サポージニコフ教本」ではなく、チェロ4重奏などの楽曲を練習している。本日は5名が集まって、11月と12月のミニ演奏会で弾く候補曲(チェロ4重奏のための楽譜6曲)を試奏した。各パートは1名で担当。私は指揮に回った。

シベリウス「アンダンテフェスティーボ」

前に何度か弾いた曲である。その時は1番と2番はヴァイオリンで演奏したが、今回はチェロ4重奏版を使った。1番の楽譜はト音記号で記載されている。ヴァイオリンで弾けばファーストポジションで対応可能なくらい簡単だが、チェロでとなるとハイポジションを多用するためちょっと不安定要因がある。しかし今回はゲストで来てもらった達者な方に1番を弾いてもらったので助かった。他のパートは比較的容易。「アンダンテフェスティーボ」を何度か弾いている経験者ばかりだから、最初からまとまりはよく、音楽的な表情もちゃんと付いていた。2012年春、グループレッスンが始まった時には、調弦に30分もかかっていたことが走馬灯のように思い出されて感無量。

②「少年時代」

井上陽水のヴォーカル曲をチェロ4重奏に編曲した楽譜を使用した。チェロ奏者には喜ばれない編曲のような気がする。1番は歌詞に合わせたシンコペーションが多いので数えるのが大変そう。2番は十六分音符の難所が続出で厄介。ピアノ伴奏の右手でポロポロと軽く弾き飛ばすような雰囲気をチェロで出すのは難しい。

③「ウィスキーがお好きでしょ」

CM曲のチェロ4重奏版。聞きなれたメロディを繰り返すが、それ以外は面白味に欠けるようだ。

④「ハナミズキ

カラオケの定番曲らしいが、カラオケに行かない人は全然知らない。よくわからない曲なので、これを弾きたいというメンバー(現在海外旅行中)が帰国されたら弾いてもらいましょうということにして留保。

⑤ゴルターマン「セレナーデ」

1番がちょっと難しい以外は問題なく弾ける印象。最初からチェロ四重奏曲として作られた曲は、そうでない編曲譜に比べると圧倒的に弾きやすいと思われた。

⑥ゴルターマン「ロマンス」  同 上


クラシック音楽じゃない曲を混ぜると聴衆は喜ぶが、弾く側にとっては必ずしも嬉しくない編曲譜を使わざるを得ないデメリットがある。まだ選曲中なので、その辺を勘案して何を弾くか決めてゆくことになるだろう。



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