チェロアンサンブル#49

今日はO先生の指導日だった。台風が接近して雨足が強まる中、4名が出席してサポージニコフ教本の34番〜36番を練習した。徒歩で会場までいらっしゃったO先生は、いつものピンク色のアコードケースに、同じくピンクの花柄がかわいいレインカバーを装着されていた。アコードのケースは蓋の合わせ目から雨水が侵入しやすい。今日みたいな雨の日はビニールカバーは必需品。ネット通販では模様のない無地のカバーしか見当たらないけど、ああいう柄ものカバーはどこで売っているのだろう?

テキストの34番は変ロ長調の音階練習からスタート。この時点で拡張の1の指の音程に不安が残る。34番の上のパートは比較的簡単だが、下のパートはハイポジションを使うため厄介。どの指で音を取るか生徒が混乱したため、先生に指番号を指定していただいた。

35番も下のパートが難しい。4小節目の4拍目以降はスラーでつなぐように指示があった。2段目の最後の重音、4段目の最後の音はいずれも付点四分音符で、上のパートの音が休符で途切れた後も弾き続けるのを忘れないようにとのこと。3段目の上のパートは、ところどころに下線が引いてある。指定された指を押さえたまま、弦から離さないようにという意味だから指は置いたままにする。

36番の上のパートには2種類の指番号が記入されている。簡単な指使いと少し難しい場合の両方で弾けるように練習した。この曲の下のパートは、ところどころで8分音符が2個でセットになっている。そういう箇所は、カックン、カックンとエッジを立てて弾かずに、ため息をつくような感じで滑らかに合いの手を入れることが望ましいそうだ。フレーズの意味を考えて、無用なアクセントを付けないように注意する必要がある。8分音符が3つ続いた後などに、グッと弓を押し込んでダメ押し弾きをする人がいるので先生から注意があった。3曲ともいつものように全体で合奏してから、1対1のペアで上下のパートを順番に弾いて合わせた。毎度ながら、先生の目線がシビアに感じられるスリリングな練習形態である。




にほんブログ村 クラシックブログ チェロへ
にほんブログ村

にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ
にほんブログ村