ヴァイオリン教室 #89

「新しいバイオリン教本第2巻」38番と40番(変ロ長調の音階練習)の復習(6回目)からスタート。今日でこの2曲は終了。続いて43番「ワニタ」(スペイン民謡)の1回目。 pとmfの箇所の弾き方の違い(=弓の配分の違い)を中心にさらった。次回のレッスンでピアノ伴奏を付けるとのこと。曲の最後のリタルダンドがバラバラだったので先生にどうすべきか聞いたら、伴奏ピアノに合わせることになるようなニュアンスの回答だった。

次に44番の「移弦の練習」に進んだ。構えた指の型、手のかたちを崩さないで弾くようにとの注意があった。単純なリズムの刻みが延々と連なるようなフレーズをさらう時には、リズムを変更して、例えば八分音符2個の組み合わせ箇所を付点八分音符と十六分音符の組み合わせに変えて練習するなどの方法の説明があった。オーケストラ曲の難所を練習する場合などで有効とのこと。

休憩後はテキスト第3巻の14〜15頁のコピーが配布された。なぜかポジション移動の練習に突入。とりあえず1の指のみを使ってA線1ポジのBからCへの移動、B→C→Dへの移動を練習した。この場合、指の移動は手首も同時に動かすことが重要ポイント。手の型を崩さないで滑らかに水平移動させる必要がある。次にヴィブラートのかけ方の練習をした。O先生によれば習得には最低1年はかかるとのこと。チェロのレッスンでは「ヴィブラートは教えられないので、生徒が自分で体得すべきもの」というルドヴィート・カンタ先生の高説をお弟子さんのS先生から拝聴したことがある。ヴァイオリン教室ではどうなるだろう?

教室はスタートから2年半が経過し、第2巻の半ばまで進んだ。生徒の中には遅いという人もいるし、ついてくるのが大変そうな人もいる。グループレッスンは4年で終了する予定で、その後は教室を経営する地元アマオケへの入団勧誘があると思われる。過去の教室(われわれは4期生になる)の卒業生はオケに入ったケースも珍しくないから、そのつもりの人もいるはず。O先生はそういうスケジュールを勘案して、3巻の内容を先取りして始められたのだろう。



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