クリスマスコンサート

昨日は自宅マンション管理棟で開かれたクリスマスコンサートの第一部でチェロ合奏をやった。16時から開演。6名で12曲を披露。クリスマスコンサートは今年で4回目となる。チェロを習い始めて5年のメンバーが6人中4人を占めているのだが、より経験が長くて上手な人が今年から参加してくれたこともあり、演奏の出来は(われわれとしては)悪くなかった。

とはいえ今後の課題は残る。本番ということでみなさん緊張し、こじんまりとおとなしい演奏になった。たとえば、クレシェンド、デクレシェンド、ピアノ、フォルテなどの指定がある箇所では音量変化を意識して、ちょっと強調して行うことをリハーサルの時にお願いしておいたが、本番ではそれが十分に出来ていなかった。ダイナミックレンジが狭く、音量がメゾピアノ〜メゾフォルテの間で変化し、全体的に一本調子になってしまうのはアマチュアアンサンブルの通弊といえる。練習の時は合図すれば音量や表情がはっきりと変わったので、指揮者不在の本番では実力が出せなかったのかもしれない。

選曲は聴衆に受けるように編曲ものを中心に選んだ。最初からチェロ4重奏用に作曲された曲と比べると弾きにくい曲もある。特に山田耕作メドレーは同じ曲の途中で拍が変わり(4拍子→3拍子→4拍子)リズムの刻みが難しかった。

見上げてごらん夜の星を(ヴァオリンとチェロ合奏)
② 虹の彼方に(チェロ合奏)
③ ロンドンデリーの歌(チェロ合奏)
④ グリーンスリーブス(チェロ合奏)
ブランデンブルク協奏曲第3番の第一楽章(チェロ4部合奏版)
クリスマス・ソング・メドレー:「神の御子は」「メリー・リトル・クリスマス」「ジングルベル」「きよしこの夜」(チェロ合奏)
オッフェンバックギャロップ」(チェロ合奏)
⑧ 山田耕作メドレー:「待ちぼうけ」「からたちの花」「この道」「赤とんぼ」(ヴァイイオリンとチェロ合奏)
⑨ ヴィヴァルディ「冬〜第2楽章」(ヴァイオリンとチェロ合奏)
⑩ 「サザエさんのテーマ曲」(ヴァイオリンとチェロ合奏

クリスマスコンサートではチェロアンサンブルは前座で、次の出番の地元中学女性コーラス部OGが真打。彼女らの演奏は格段に上手で、音楽的な表情の多彩さ、声量の豊かさ、コントラストのつけ方のうまさなど、上級アマチュアの鑑のような完成度を見せていた。全国コンクールに出場している学校なので、積み重ねてきた練習量が違うだろうし、音楽の先生が指揮をしていた点も大きいと思う。聴衆は前半は空席が目立ち、後半のコーラスの時は40席が満席になる盛況。お客さんは、例年通りプログラム後半の合唱が聞きものということを心得ていらっしゃる。



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