ヴァイオリン教室 #97

I先生単独による指導日だった。「新しいバイオリン教本第2巻」の46番「変ホ長調の練習」の復習から開始。毎回やっているため、もう何度目になるのか忘れたが、とりあえず46番から51番まである音階練習の内、最後の2曲以外は終了となった。やれやれ。続いてテキスト第3巻に出てくる1ポジと2ポジの間の移動練習をした。これも毎度のメニュー。半音、全音1つ分の間隔で指をちまちまと移動させる繰り返し。「新しいバイオリン教本」という名前だが、昭和39年に出版されてから半世紀以上が経過しているテキストには、チェロでいえば「ウエルナー」みたいな古風に感じる箇所もある。「サポージニコフ」のような効率を考えた指導メニューの良さを知ってからは、昔風のテキスト(ないしは昔風の教え方)のままでいいのかと思ったり。

今日はちょっと前進して、3ポジの練習まで進んだ。サードポジションは使用頻度が高いから、先にこれをやった方が指を移動させる時の勘は身に付きやすかろう。その昔、師事していた先生から、1ポジの手の形を崩さずに、そのまま掌の下部(親指の付け根あたり)がヴァイオリンの肩の部分に軽く接触するところまで水平移動させれば3ポジになると教わった。今のI先生はそういうことは全く仰らないので、私も知らない顔をする。

続いて2巻54番「メンデルスゾーンノクターン」の復習をやった。ピアノ伴奏に合わせて弾いて今日で終了。 まだ3ポジは習わない前提になっているテキストの指指定はこの際無視して、ポジション移動を適当に混ぜながら弾いてみた。55番「コレッリガボット」を復習した後、57番のベートーヴェンメヌエット」の予習として弓を飛ばす練習をやって本日のレッスンは終了。




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