ステレオのアンプを更新

25年前に買ったアンプがさすがにくたびれてきた。時々、左右の音量バランスが崩れて片チャンネルだけ一瞬聞こえなくなったりする。出力セレクターを切り替えてやると治るが、いちいち面倒。ということでアンプを更新することにした。今時、どこのメーカーの何がいいのかさっぱりわからない。デザインがすっきりしてあか抜けているのと(音のイメージは外観にも出ると思うのだ)、ウェブで評判がよい点を考慮し、ヤマハのプリメインアンプA-S3000に決めた。それなりの実績があるメーカーのトップモデルを買っておけば後悔しないだろうという単純な理由。

私はマンション住まいだからヘッドフォン(ゼンハイザーHD650)を使うことが多い。専用のヘッドフォンアンプの購入も考えたが、ヤマハA-S3000はヘッドフォン用アンプもぬかりなく作ってあるから重複買いしなくて済む。普通のアンプのヘッドフォンジャックには抵抗が仕込んであるため音が劣化するのだ。ゼンハイザーとは別にスタックスのコンデンサー型ヘッドフォンも使っていて、そちらは専用真空管アンプに接続している。スタックス製ヘッドフォンアンプは音の透明度が優れているが、他社のダイナミック型ヘッドフォンは使えない。

新しいアンプをラックに収納する時、ぎっくり腰にならないよう慎重に持った。重量は25キロだから用心しないと危ない。早速鳴らしたら、清らかで滑らかな音が出てくる。評判通りのきれいな音質。ヘッドフォンをつないでみると、もやっとしたところのあるゼンハイザーがすっきり。見通し、透明度が上がった。聞きなれたCDやSACDがリニューアル、新装開店みたいな感じになる。80年代前半の初期デジタル録音(カラヤンの一連のCDなど)が、上質感のある滑らかな音で聞けるとは予想外で驚いた。44.1KHz/16bitでも侮れない。こんなことなら、もっと早く買い替えればよかった。

古いアンプは粗大ごみ。処分料500円を払って市の清掃課に引き取ってもらう。でも、その前にハードオフが近所にあるのを思い出した。えらく重たいので運ぶのが大変だったけれど、5000円で買い取ってもらえた♪




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