チェロアンサンブル#63

今月2度目のO先生の指導日だった。5名全員出席。「サポージニコフ教本」は64番と65番をやった。64番「ポジション移動に熟練するための練習」は前回に続いて2回目。この曲はセカンド・パートがかなり難しい。6小節にある重音の連続箇所を完璧に弾けた人はいなかったと思う。半音もあちこちに混ざっていて弾きにくい。もたもたしているとポジションが移動が間に合わなくなる。ダヴィドフの作曲と書いてある。わずか17小節の中に急所が押さえてあり、よく出来た練習曲だと思う。ウエルナーの無駄に長い練習曲とは大違いである。続いて65番もやったが、こちらはストラビンスキーの曲で、ダヴィドフよりは弾きやすい。上下のパートが呼応するフレーズが多いため、1対1の合奏は面白かった。

休憩後はエルガー「ニムロッド」の3回目。前回までは4パートのそれぞれを固定して担当していたが、今回から2番→1番、3番→2番、4番→3番、1番→4番の順でパートを入れ替えた。レッスン4回で一周し、全員がすべてのパートを弾く予定である。今日の1番担当は練習不足で、最初から最後まで通して弾くのが難しく、息切れ状態だった。家庭の事情で練習時間が取れなかったのだろう。私は前回の1番から4番に回った。4番のパート譜はシンプルで余裕で弾ける。今日の1番はかすれ気味のため、音量を1番に合わせるとお通夜のようになる。普通に弾いている2番、3番にそろえて4番もバランスを取ることにした。主旋律が埋もれた合奏となったけれど、しょうがない。皆さん、自分のパートを練習してこられている。出たとこ勝負で何とかなるような簡単な曲ではないから、練習を繰り返す意義もある。次回の1番は音量が出る男性の担当だから期待出来るだろう。 今年になってメンバーの出入りがあり、アンサンブルが以前とは違う様相を見せ始めている。



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