チェロアンサンブル#64

O先生の指導日だった。5名全員出席。「サポージニコフ教本」は66番と67番をやった。ポジション移動の練習曲シリーズである。66番の上のパートはフラジオを多用する場面が多いが、そんなに難しくはない。下のセカンド・パートは厄介で、重音が出てくる箇所で皆さん一様に一瞬の間が空く傾向があった。4の指で重音を弾くとか、繰り返し記号の直後にそれが出てくるから、ちょっとたじろぐのだ。67番は短い曲で、こちらも下のパートは重音が多いが、シンプルに書かれているから66番ほどギクシャクしない。

休憩後はエルガー「ニムロッド」の4回目をやった。今回もパートを入れ替えて合奏したから、O先生は大忙しである。前回4番だった私は3番担当。シンコペーションの部分で同じリズムを刻む2番と合わせるのに手間取り、先生からチェックが入った。3番のパートは時々フラット記号が付いた音符が出てきたりして、合奏の色合いを変えるスパイスのような役割を担っている。変則的なリズムを刻むので難しい場面もあるが、なかなかに味わい深いパートだった。O先生によると、多くのチェロ・アンサンブル曲で3番のパートに醍醐味が詰まっているとのこと。私は1番を担当する場合が多かったが、おいしい部分を譲っていたような気がする。ローテーションでパートを変える練習方法に変えて正解だった。



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