弦楽合奏#5

毎月2回ある定例練習に出席。14時〜17時まで、2回の休憩を入れながらしっかり練習をやった。最初に基礎練習の2つのメニューから。音階を三連符や十六分音符で弾く課題とモンテヴェルディの「 O Jesu mea vita」。

モンテヴェルディは弾くだけなら難しくはない。しかし各声部が独自性を保っているポリフォニーの重なりを意識して、周囲の音をよく聞いて合わせるとなると、なかなかに奥が深い。まだ詰めるべき課題は残っていると思うが、今日でモンテヴェルディは終了し、次回からモーツアルト交響曲第17番 K.129 の第二楽章をやるそうだ。

休憩後の曲の練習は4曲、①花の街、②愛のあいさつ、③80日間世界一周、④浜辺の歌をさらった。「愛のあいさつ」ではセカンドとヴィオラの伴奏に合わせて、ファースト(4名)が順番にソロで主旋律を弾かされた。急に独りで弾かされ焦ったのだろう。やたらと走り出す人、転調したかと思うほど音程が不安定になった人、などいろいろ。私の場合はチェロアンサンブルで一対一の合奏を頻繁にやらされているから、こういうのは慣れている。

練習後にミーティングがあった。最近、地元の公民館とか幼稚園とかから出演依頼の話が次々に舞い込んでいるそうで、10月と来年1月にそれぞれ2回の公演をするかどうかが討議となった。定例の毎月2回の練習に加えて、2回の演奏会をすると一か月に4回集まることになる。4回も参加出来ない人が多い場合は練習回数を減らして外部の演奏会を優先することになる。しかし、内輪の練習回数を減らすのは本末転倒で好ましくないという意見が出て一同納得。

さらに現在は演奏会に来るお客さんの好みに合わせた選曲をしているけれど(高齢者向けの曲、幼稚園向けの曲とか)、アマチュア合奏団が客商売みたいな営業努力をする必要はないのではという意見もあった。自分たちが弾きたい曲を選んで練習すればいいので、聞きに来る客の都合は二の次ということ。いろいろな意見が出て、最終的に外部での演奏会は毎月1回に限定することで決着した。要望があれば時期をずらして対応することとなった。

演奏会を目指して練習スケジュールを組むと、最後は見切り発車、エキストラ頼みで恰好を付ける場合も少なくない。以前参加していた団体は演奏会という形式のイベントは一切行わず(身内を招いての公開練習はたまにあった)、普段の練習を楽しむというスタンスだった。一般的なアマオケの常識からすれば異端だが、そういう活動方針は正解だと思う。アマチュアは自分たちが楽しめれば、それで十分なのだ。



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