弦楽合奏#7

近隣の市の郊外、林や畑だった丘陵地帯に誕生した新興住宅地にある自治会館で演奏会をやった。かなり大規模な再開発事業だったようで、同じ地区内に徒歩20分ぐらいの間隔で新造の自治会館が5館点在している。私が参加している弦楽アンサンブルは、各自治会館で定期的に開催する「ふれあいサロン」という催事に参加し、5つの会館を順番に回って演奏会をしている。今日の会場も木造2階建ての真新しい施設で、どこもピカピカ。演奏会は13時半の開演予定。12時から現地でリハーサルをすることになっていた。

12時ちょっと前に到着したら、駐車場が満杯。道路に車が溢れていた。近隣のママさんたちが幼児を連れて会館で遊ばせる会をやっていた。子供会の終了時間は12時30分とのこと。こちらのリハーサルが12時開始。段取りを決めたのが誰なのか知らないが、ダブルブッキングである。ママさんたちは急いで撤収してくれたものの、遊具が散在する会館内の後片付けは手間取る。幼児がそこら中にうろうろ。退去作業は順調に進まない。

満車の駐車場の奥に並んだ6台が出るには手前に置いた車を一度外に出す必要もある。一台ずつ出し入れはせず、一斉出庫してもらうことにしたけれど、人の動きが鈍い。子連れ移動は大変だ。外気温37度の駐車場まで往復を繰り返したら疲れてしまった。

本番前のリハーサルに時間がかかるのを知らない自治会の役員さんが、タイトなスケジュールを組んでしまったのかも。次回以降はリハーサル前に他団体の退去が完了しているかどうか、幹事さんに確認と調整をお願いする必要がありそうだ。

今日の出演者はファースト4名、セカンド6名、ヴィオラ2名、チェロ1名、コントラバス1名の合計14名。舞台側はいつものように混みあって鮨詰め状態。室内の建具を外して3部屋が連続するようにしたのでエアコンの効きが悪い。室温が上昇すると、オリーブを張ってある私のヴァイオリンのA線のピッチが半音近く上がってしまった。リハーサル中は開放弦は使えなかった。本番では安定してきたけれど、相変わらず今の季節はガット弦は気難しい。演奏曲目は前回と同じだった。

 ① いつでも夢を    
 ② 青い山脈      
 ③ 故郷(ふるさと)  <歌>
 ④ 七つの子      <歌>
 ⑤ みどりのそよ風   <歌>
 ⑥ エーデルワイス   <歌>
 ⑦ にっぽん昔ばなし
 ⑧ 結婚ワルツ
 ⑨ 黒い瞳
 ⑩ ユモレスク

(アンコール) 赤いスウィートピー/いつでも夢を

終演後に住民の皆さん(20名弱)とお茶会で歓談。高齢者が多いため会場までミニバンの送迎があった由。徒歩で来るのは熱中症の危険があるから正解だろう。曲目は客層にぴったり合っていて好評だった。高齢女性の方から「連日の猛暑で参っていたが、演奏を聞きに来て元気をもらった」と喜んでもらえた。「曲に合わせて踊りたいぐらいだった」とノリがいい。盆踊りの曲を選ぶといいかも。



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