弦楽合奏#10

毎月2回の定例練習の1回目。14時〜16時50分まで。今回は欠席者がいてファースト4名、セカンド5名、ヴィオラ1名、チェロ1名の合計11名が集まった。

【練習メニュー】
基礎練習は音階と Mozart交響曲第17番の2楽章
曲の練習は「浜辺の歌」「黒い瞳」「私のお気に入り」「エデンの東

基礎練習の今日のメニューはニ長調の音階を全弓で弾いたり、付点音符で弾いたり。おおむねゆったりしたテンポで弾かせている。初心者が多いセカンド・ヴァイオリン向けの内容といえるが、弓が斜めに動いてボーイングが乱れる人が複数いるから、その対策が必要に思われた。セカンドの女性に聞いたら、マルテレ奏法の練習は知らないという。弓を素早く動かし、急発進、急停止を繰り返してもらったら、案の定、弓がふらついて上滑りしている。このグループの指導者は弓の位置に関しては細かく言わないので、駒と弓の位置が並行関係になるよう注視して練習するようお勧めしておいた。

Mozart交響曲第17番の2楽章はアンダンテ指定だが、古楽奏法の影響が出ていてアレグロに近いスピードで弾かせる。皆さん急いで(焦って)弾くので精一杯。細部が粗くなっている。私は新参なので様子見しているけれど、セカンドに多い初級レベルの人が十六分音符や三十二分音符を崩さず、正確に弾けるテンポに変更しないと基礎練習にはならないと思われた。

曲の練習では「黒い瞳」の中間部でセカンドが主旋律を歌う箇所を繰り返し練習させていた。メロディを滑らかにレガートで弾けるといいのだが、現状はぶっきらぼう機械的。まだビブラートを使えないのでシンセサイザーの音みたいになっている。同じ個所、セカンドのメロディに合いの手をいれるファーストは、八分音符をチャカチャカとスタカートで弾いている。セカンドが非力なため、ファーストは音量を大幅に落とすよう指示があった。


エデンの東」は新曲。皆さん通して弾けるので、音楽的な表情を作る作業の1回目として前半を細かくさらった。こちらのアンサンブルでは練習中に無駄口をたたく人間は皆無、それが普通のはずだが、随分と清々しく感じられる。

私は先週半ばから弦楽合奏演奏会(8日)、関西での葬儀参列(9日)、ヴァイオリン教室(10日)、チェロアンサンブル(12日)、弦楽合奏の練習日(13日)と立て混んでしまった。11日にもチェロの発表会が開催され、お誘いを受けたが辞退した。少々バテ気味。



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