城下町の室内合奏団演奏会を聞く

県内の城下町で活動するアマチュア室内合奏団の定期演奏会を聞きに行った。弦楽器(ヴァイオリン4名、ビオラ1名、チェロ1名、コントラバス1名)7人とクラリネット1名、合計8人の合奏団である。この中に私が参加している弦楽アンサンブルの指導者(ヴァイオリン)とヴィオラ姫がいる。会場にはそちらのアンサンブル仲間が他に4名来ていた。演奏会場はサロン的空間。ちょっと前に私もここで弦楽四重奏の演奏をやった。お客さんは40名ぐらいだろうか。ほぼ全員出演者の縁故関係とお見受けした。プログラムは以下・・・

 

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1.メンデルスゾーン「春の歌 」

2.星に願いを

3.ソングオブライフ (TBSの「世界遺産」という番組のテーマ曲)

4.シューベルト「軍隊行進曲 」

5.モーツアルト「アヴェ・ヴェルム・コルプス」

6.ヴィヴァルディ「春」〜1楽章

(休憩)

7.海の見える街 (ジブリアニメ「魔女の宅急便」から)

8.秋桜さだまさし

9.ラフマニノフ「ヴォカリーズ」

10.フォーレシチリアーノ」

11.バッハ「ドッペルコンチェルト」〜2楽章

12.カール・フィリップエマニュエル・バッハシンフォニアハ長調」〜1楽章

 

アンコール「花は咲く」

 

14時開演〜15時20分終演

 

皆さん気持ちよさそうに豊かな音量で朗々と弾いておられた。8名が目いっぱい弾くから狭い会場は音が飽和気味で、終始フォルテで聞かされている印象がなきにしもあらず。モーツアルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」はソットヴォーチェではなく、ミュートをつけずにガッツリ弾いたせいか、ねじれるような半音階の動きがシュールに聞こえた。

 

後で同行のアンサンブル仲間に聞いたところ、クラリネットが混ざっているため、音量が大きな(弱音を出すのが苦手な)管楽器に合わせたのだろうとの解釈。弦楽アンサンブルに管楽器が混ざると、そういうことになるわけか・・。去年まではフルート奏者もいたそうだが、今年はクラリネットのおばさまが一人で頑張っていた由。そのクラリネットの暗い音色は弦楽器によく溶け合っていた。バッハでもヴィヴァルディでも本来は聞こえないはずのクラリネットが混ざっても違和感は少なく、珍しい体験をさせてもらった。

 

休憩時間に旧知のヴァイオリン指導者さんから入団を勧誘された。毎月1回、日曜日に練習し、年に数回の公開演奏をやるそうだ。練習曲目はややこしくなくて楽しそう。参加するとしたらヴァイオリン? チェロ?・・・と乗り気になる私。チェロアンサンブル、弦楽アンサンブル2団体、平日弦楽四重奏団の合計4つの掛け持ちになるが大丈夫か?

 

 

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