弦楽合奏#33

最初はいつもの基礎練習で、オリジナルの 基礎練習曲から「三連符を中心にしたリズムの刻み方」の確認と、ヘンデルの「水上の音楽~序曲」の後半部分を勉強。十六分音符が続く細かいパッセージになると、セカンドの人たちがこわごわと弾くので指導者から叱咤されていた。「この時代の音楽にはフォルテとピアノしかないの。切り替えはスパッと。どっちつかずの中途半端はダメ!」

 

休憩後は以下の3曲の練習をした。

①Mozart 「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」

白鳥の湖より「情景」

サザエさん

 

今日はファーストヴァイオリンが7名、セカンドが5名、ヴィオラ2名、チェロ2名の16人が出席。ファーストは過去最大の人数となり、一方セカンドは欠席者もいて手薄。いつもファーストとセカンドの境界の席に座っている私には、途中からセカンドの譜面が回ってきた。で、そちらのパートのお手伝いをした。

 

 アイネクは今までどおりのスローテンポでの練習をした後、初めて快速テンポで全曲を通してみた。指導者からは長い音符は途中で力を抜いてふわっと余韻を残す弾き方を要求されている。速い速度でも弓は柔軟に持って、弦に押し付けず軽やかに弾くよう心掛ける必要があるけれど、テンポがアップするとそこまで注意が回らない。まだまだ課題が多い。

 

白鳥の湖~情景」の練習は今日が初回。原曲ではオーボエが吹く有名なメロディを、最初はファースト、次にチェロ、さらにセカンドとヴィオラが一緒に歌い継ぐ編曲になっている。主旋律を弾かない時は、どのパートもひたすら刻みを続ける譜面になっている。

 

サザエさんのテーマ曲は難しい編曲だ。エイトビート特有の後打ちアクセントのつけ方とか、ロックの人たちが弦楽器に要求する「ストリングス」という弾き方を指導者さんから教わった。この曲ではクラシック音楽の歌い方の常識は捨てる必要があるとのこと。各小節の最後の音をダメ出し的にグッと強調して弾くとか。クラシック音楽でこれをやると下品になるからダメ!と先生にいわれる禁忌的な奏法が求められる。

 

 

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