ヴァイオリン教室 #72

O先生による単独指導日だった。「新しいバイオリン教本第2巻」の21〜22番から開始。22番は4の指を拡張して半音高い音を取る練習曲である。1や2の指を固定したまま4の指を伸ばす動作は慣れていないと難しく、親指の付け根あたりが痙攣したりする。サードポジションを使うようになれば楽だと思うが、まだ1ポジの練習段階なので小指の筋トレに励むしかない。

次に17番のAとEの2本の弦を同時に押さえる箇所を重点的にさらった。O先生によると2本の弦の中間地点の指板を押さえるのがいいそうだ。ということはA線もE線も指の腹の先端の両側面で軽く接触していることになる。チェロだと2本の弦に対して直角に交わる形で指を押し付けるからヴァイオリンとはずいぶんと勝手が違う。私はチェロ式にべたっと押さえたくなったのだが、先生のチェックが入った。

さらに18〜19番と進み、19番の最後に出てくる2の指をグリッサンド風にずらして音程を取る練習をやった。弦の上で指を滑らせるが、個々の音程を明確に弾き分ける必要があり、音を移動する途中でグリッサンド風の発音になってはいけない。1の指を固定したまま2の指のみを滑らせ、3の指は何事もなかったかのように正確に落とす動作を要求される。この際、2の指が滑るのに連動して3の指も動きやすいので要注意とのことだった。

次回は20番ハイドンの「セレナーデ」をするので予習してくるように言われた。有名なメロディをエレガントに軽やかに弾くには、それなりの音楽的配慮が要求されるだろう。


17番
  
19番
  


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