チェロアンサンブル#51

O先生の指導日だった。5名が参加。「サポージニコフ教本」37番〜42番を練習した。37番と38番は移弦の練習曲。38番はカク・カクと機械仕掛けの人形みたいに弾くのではなく、滑らかに音を続けて、特に音の高低が移動する1拍目と3拍目にビブラートを付けて十分に歌うようにとの指導があった。4の指を固定する指示がある個所は左手の型を崩さずに維持することが肝要。右手、右腕の動きは、柔軟にした右手首と右指の屈伸でおこない、肘では移弦しない。右腕を大きく無駄に動かさず、手首と指を使って柔らかく弓を動かすようにとの注意があった。


39番の下のパートは厄介で、あらかじめO先生からポジション移動を伴う指番号を教えていただいた。いつものように1対1で順番に上下パートを合奏していったが、下のパートはお手上げ状態の人もいた。一見、簡単そうに見えるけど、十分に練習しておかないと難しい。

40〜42番はデタシェの練習曲。指を指板上から離さないで固定する部分が時々出てくる。こういう細かい音符が密集する楽譜を見ると焦って走り出す人がいるため、周囲が引っ張られてテンポがどんどん加速していった。先生から注意が出たが、それでも走るため、インテンポを守って弾く人と乖離する場面も。いつものことだが、きれいに合わせるには時間がかかる。


レッスンが終わった後、私とSさんの二人で12月に知人宅で開催されるホームコンサートで何を弾くか相談した。弾き慣れている曲ということで、チェロ2重奏はオッフェンバックと讃美歌「主よ、御許に近づかん」に決めた。他にSさんのピアノ伴奏で私が「鳥の歌」を弾くことに。Sさんもピアノソロを1曲披露する。私は「白鳥」もやるつもりなので、Sさんにピアノを弾いてもらい鳥つながり2曲を合わせてみた。いずれも伴奏付きで弾いたのは初めての経験だった。他に私はバッハのドッペル・コンチェルトのセカンド・ヴァイオリンも弾く。ファーストの人とは当日お目にかかり、ほとんどぶっつけ本番となる。ピアノ伴奏者と3人でうまく揃うかどうか。その前に自宅マンションでのクリスマスコンサートのチェロ合奏もあるから、しばらくは練習で忙しいことになりそう。



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