チェロのレッスン34

相変わらずブレバールのソナタハ長調の第一楽章の途中まで。 この曲を始めて2か月。8割は出来ているが、発表会で弾いて恥ずかしくない完成度を要求されているので、残りの2割の詰めで足踏み状態が続いている(先生関連の別の教室主催の発表会があるので出るよう勧められている。来年2月だそうだ)。

今日はフォルテとピアノの強弱の差を、もっと大きくするようにとのリクエストがあった。 大音量(=きれいな音色で大きな音量)は、そうそう出せるものではない。ダイナミックレンジが狭いのはアマチュア共通の弱点だが それを克服せよとの仰せである。私はレッスンの途中で軽い弓から重い弓に交換してしまった。

それと息の長いカンタービレをマスターすることも注意された。長いクレシェンド指定の最後にフォルテが出てくる箇所などで、山頂に登った瞬間、ホッとして気が抜ける瞬間 があるのだ。そこで一休みしてはダメなので、最後まで気を抜かずに弾き続ける。演奏中は一瞬たりとも集中力が弱くなってはいけない。ハイテンションを維持するのは結構しんどいものがある。

具体的には27小節の後半からのクレシェンドと、29小節のフォルテまで。および60小節から65小節まで。

ちなみに29小節と同じ跳躍音型を30小節ではピアノで弾くのだが、移弦時の弓の角度の変化量は、弱音でも強音でも変わらない。弱音に変わった途端に、弓の動きも小さくなってくるので要注意とのことだった。

後は楽譜の細かい指定に忠実に弾く練習が続く。スズキメソードのテキストは、原曲よりも複雑な(弾きにくい)音型に改変したり 原曲にない臨時記号を細かく付ける傾向がある。練習時のチェック箇所が多くなる ので、それだけ指導時間も長くなるようだ。



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