グループレッスン 73 

今回の会場は隣接する市の市民センターの音楽室だった。わたしが住んでいる市の施設と比べると使用料が大幅に安い。2時間で100円(地元は1800円。それでも民間施設に比べれば安いが)。隣市には市民センターがいっぱいあり、抽選会での競争率は高くないらしく、希望の日時を予約しやすいと聞いた。わたしが住んでいる市は、人口23万のそこそこの都市だが、住民税は高くて公共サービスは低レベル。市民センターのたぐいも少ない。住民は他と比較する機会がないから、それがあたりまえと思っている。競争原理が働かないからしょうがないが、損なことだ。

それはともかく、レッスンではイ長調の音階、重音練習、ウェルナーと続き、8月のアンサンブル大会で弾くことになりそうな「浜辺の歌」を見ていいただいた。2部に分かれて弾く編曲譜で、ファーストはヘ音記号。セカンドはほとんどテノール記号で相当なハイポジションも出てくる。

セカンドは難しいので、みんなで一緒に楽しんで弾くというわけにはいかない。そこをどうするか。S先生は難易度の高さを問題視され、しばし議論となった。オクターブ下げて弾くという妥協案も出たが、それは嫌という意見もあって譜面通りにやることに。この曲に挑戦することで決まった。

S先生によると、テノール記号の部分を弾くには4オクターブの音階練習が必要とのこと。さっそくハ長調でやってみた。個人レッスンで昨年8月ごろから4オクターブをやっている私は慣れているが、他のメンバーはそうはいかない。

S先生の流儀では、4ポジ以上になると1の指と2の指を使いながら徐々にポジションを上げ、節目のC音は必ず3の指で弾く。親指が指板上に出てから、だんだん2の指と3の指の間隔が狭まり、ついに重なりそうになるところで一番上のCとなる。

皆さんはへろへろになりながら弾いていた。しかし、ハイポジションでのボーイングが出来るようになれば、ローポジではぐっと楽に弾けるようになる。そんな話をして、今回のグループレッスンはおしまい。

その後、メンバーは揃って近所のレストランに移動。昼食を取りながらいろいろと話が出て3時半ぐらいまで粘った。 さらにその後、久しぶりにY女史邸に移動。3名で「浜辺の歌」やゴルターマンの「レリジオーソ」(以前やった曲とは別のヴァージョン)の初見大会をやった。






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