チェロのレッスン  94

ドッツアウアーに続いて、シューベルトの「ます」第4楽章を再度見ていただいた。

前回のレッスンでフィンガリングを教わったので、ざっと弾けるようにはなったが、細かい音程や複付点音符のリズムがアバウトだったところに、先生のチェックが入った。

音程に関しては、テノール記号の譜面に記入した指番号を頼らず、音符を確認しながら弾くようにとのアドバイスをいただいた。指番号の数字だけ追っかけて弾いていると、ポジション移動する箇所をうっかり見落として、指順は合っているものの違う音を弾いてしまったり。アウゥ・・・

難所の第4変奏は音程が甘かった。わたしはFの音を高めに取る癖があるようで、そこをしっかり注意された。ウルフが出たがる中途半端な音の高さは、どうも性に合わないのだが、それは関係ないか。

87〜88小節の三連符はアップで弾くといいとか、101小節の複付点音符と三十二分音符の組み合わせは、タイの記号は付いてないが、そのつもりで弾くとか、最後の4小節に出てくるチェロの決め所のD音はフラジオを使って弾くとか・・・ スムーズに演奏するためのコツを教えていただいた。

先生はシューベルトの「ます」はアマチュアには難しい曲ですよとおっしゃった。難しいのは「ます」に限った話ではない。シューベルトは弾きにくい曲が多い。この点はモーツアルトと双璧かも。

レッスンを終えて自宅に戻ってから、指摘されたところを確認しながら復習したら、だいぶスッキリ、シャキッとしてきた。よれた干物状態だった鱒が、冷凍モノぐらいになった感じ。スイスイと泳ぐのは、まだ先。





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