チェロ・アンサンブル #2

アンサンブル練習の2回目。まずは前回手がけたシベリウスの「フィンランディア賛歌」から始めた。先週欠席して今日から参加された2名にとっては初合わせとなる。最初から見ていったが1時間である程度まで出来てきた。休憩後は、今日が最初となるゴルターマン「ノクターン」を合わせてみた。チェロ4重奏でよくやる「レリジオーソ」とセットになっている曲である。

「◯◯さん、シャープが3つですよ!」とS先生。下のパートを弾いているメンバーに注意がゆく。3番チェロや4番チェロの譜面は、2分音符がたくさん出ているので一見簡単そうに見えるが、音程が危ういと音楽の土台が揺らぐ。しばらく、くり返しているうちに音程も徐々に改善。中間部の掛け合いの直前までをさらった。途中に仕掛けられている難所は次回に持ち越し。

この手の合奏曲では、内声部を受け持つ2番や3番が面白くて勉強になる。メロディを受け持つファーストの譜面はテノール記号が出てくるケースが多いため敬遠されがちである。技術に不安を持つ人は、音符が少ない3番とか4番に行きたがる。というわけで、従来は下が人数的に厚くなり、主旋律が伴奏パートの音にかき消されることもあった。今度のグループは参加者が減少したため各パートは1名か2名。3番、4番への偏りがなくなり、その点はやりやすくなった。誰がどう弾いているかは良く分かる。よりシビアになったともいえる。




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