ヴァイオリン教室#6

今回はI先生とO先生お二人によるレッスンだった。先生が二人いると、グループレッスンでも細かい指導が可能になるからありがたい。

2時間のレッスンは「新しいヴァイオリン教本」第1巻の練習曲18番の復習から始まって26番まで進んだ。相変わらず開放弦を四分音符で弾く(弓は半分を使う)。2分音符で弾く(弓は全弓を使う)。これをミックスして弾くといった基本動作の確認に時間をかけていた。

先生方は交互に生徒の弾き方を観察するために巡回してくる。私の運弓を見たお二人から次々にチェックが入った。

注意事項
① 弓先で力を抜かない。私の場合、ダウンボウで弓の先端まで行って戻す時、わずかに毛を倒す癖があるらしい。弦と弓の接触角度は変更せずに、ベタっと吸い付かせたまま、弓を反転させるようにと注意された(I先生のチェック)。

② 弓先で返す時、先端ギリギリまで弓を使うようにとの注意。その際、先端部分を折り返す時にかける時間を端折ってはならない。私の場合は、返しを急ぐ傾向があって、折り返す時にカクンというアクセントが音に付着しているとのこと。本人は無意識でやっているので気が付かなかったが、軽くスナップを効かせて弓を返しているようだ。対策としては、時間の流れを意識的に遅らせること。ダウンで弾いて弓の先端が接近してきたら、間に合わないのではないかと思われるくらいゆっくりとしたスピードまで運弓を遅くし、丁寧に折り返す練習をするようにとO先生から言われた。変なアクセントを消し去り、なめらかな運弓を実現するための練習である。

③ O先生からは、私の楽器の構え方が、両肩が前傾して前かがみになりやすいので注意するようにとも。猫背で弾いている人は、周りにも結構いたりする。◯十肩で動きがすっかりしぶくなった肩には困ったものだ。

④ 練習曲25番《メリーさんの羊》では、ダウンボウで弓先まで行って反転させる際に、私が指弓を使いすぎている=弓を保持する右手がフラフラ状態になっている点をI先生に注意された。指を使い過ぎると無駄な動きが増加してくるから、ある程度はしっかり持つ方が効率がいいとのことだった。もっと混みいった曲を速く弾く場合は、指弓の効果が出てくることもあるが、《メリーさんの羊》をそろそろと弾いている段階では、まだ無用の長物のようだ。

その他で気が付いたことは、練習曲19番の3小節と7小節で走る人が多い点。4分音符2個、2分音符1個の組み合わせを2小節続けた後に、4分音符4個が出てくる箇所である。4つ並んだ4分音符の3個目でつんのめる人が何人かいた。今日のO先生は、生徒に楽器を置かせて、歌わせてリズムを確認させていた。あのやり方は初心者には正解だと思う。

いつも私の隣に座って居るオケの団長氏が「基礎練習は勉強になるなぁ」と独り言。普段、開放弦のボーイングを何時間も繰り返す練習はやらないから、反省材料がいっぱい出てきて、確かに勉強になる。




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