ヴァイオリン教室#8

今日のグループレッスンは、O先生とI先生のお二人が来られダブル指導となった。「新しいヴァイオリン教本」第1巻の練習曲6番の復習から始まって28番まで進んだ。前回は27番まで行ったので1曲前進。毎回、練習曲6番(4分音符2個と2分音符1個の組み合わせを開放弦で弾く)に戻るのは何故だろう?進んでは戻るから、進捗スピードはカタツムリ並である。とはいえ、開放弦ばかりを2時間も弾き続ける練習は自宅ではしない。めったにないエクササイズの機会を与えてもらっていると思えば、これはこれで悪くない(と思うことにしよう)。

今回は24番「アマリリス」と28番「日の丸」もやった。開放弦の往復だけから、ようやく曲らしくなってきた。左手は1から3の指まで使うところに来ている(小指はまだ使わない)。左手の掌の中に卵かひよこを持っているようなつもりで、左手を丸めて弾くといいのだが、ひよこを押しつぶしている人もいる。

指が太い男性から、弦を押さえる場合、隣の弦に指が接触してしまうのだが、どうしたらいいだろう?という質問が出た。先生の回答は「指が太い場合、2本の弦に触ってしまうのは物理的に避けられない。必要に応じて指先の角度を微調整するしかない」というもの。

また「爪はどのくらい短く切ればいいですか?」と質問した女性もいた。生徒側の誰かが、「ネイルアートは楽しめないでしょう」と答えていた。爪の伸ばし方は個人差があるから、自分でどの程度が弾きやすいかを考えてごらんなさいということ。

生徒の皆さんの右手の状態を観察していると、中指、薬指、小指をくっつけて、なおかつピンとつっぱらせて弓を保持している人がいた。あれでは、将来学ぶであろう指弓は使えない。右手の中にもひよこを入れて、指をふわっと丸めてやるといいのだ。

つっぱった指が不自然に見える状態で弾いている人の左右の生徒も同じ格好で弾いていた。伝染しているのだろうか。周囲を見回すと、13名の生徒の中で、いくつかのグループが出来てきているように見える。楽器を弾く姿勢に無理があって苦しそうな人たちと、そうでない人たちが、それぞれご近所同士になっているのは、隣人の影響(?)

個人的には弓先でターンする際に滑らかに弓を返すよう注意された。開放弦ばかりを延々とやらされるので、多少ぶっきら棒に弓を返していたかもしれない。



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