チェロ・アンサンブル #7

今日の練習はいつもの駅近くの公民館ではなく、40年ぐらい前に開発された郊外の新興住宅地にある施設を利用した。敷地内の庭では、ご老人たちがゲートボールに興じていた。朝9時台、すでに猛暑でクラクラするほどの熱気だというに、お達者なものだ。

古めの公民館のカビ臭い文化室での練習。曲目は前回と同じシベリウスの「フィンランディア賛歌」、ゴルターマン「アンダンテ・レリジオーソ」、ゴルターマン「ノクターン」の3曲。それに8月22日に小田急沿線の某小ホールで開催されるレイトスターターのための発表会で弾く「海」・「ムーン・リヴァー」・「風の名前を教えて」を練習した。

S先生から指摘された本日のポイントは、音の流れを意味なく中断させてはならないということ。休符がない箇所で音がブチッと断ち切れてしまうことがあるのだ。たとえば「ムーン・リヴァー」の序奏が終わって主旋律が始まる箇所。休符がないにもかかわらず音が途切れていた。序奏がダウンボーで終わって、主旋律もダウンボーで開始する弓順になっていた。弓を返す際に間が開いてしまうので急遽変更。

それと皆で呼吸を合わせるつもりで、思わず息を飲んでしまい、一瞬無音状態になったり。その他、付点音符の長さが各人各様で揃わなかったり。いろいろな問題が出てくる。メンバー各人のテンポ感が異なる上に演奏技術の差もあるため、6名程度のチェロ・アンサンブルでも、曲が進むに連れ、だんだんテンポがスローダウンしてゆく。指揮者不在のデメリットである。先生が拍子を数えてくださると、ちゃんと揃うから、ちょっと悩ましい。




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