マンション住民対象ミニコンサート

毎月1回開催している恒例のミニコンサートをした。今日は降雪のため出演予定者3名が欠席となり、私のソロ演奏会となった。悪天候なので客は少ないと予想したら10名も集った。

最初にチェロでバッハの無伴奏組曲第1番のプレリュードを演奏。続いてバイオリンに持ち替えて、バイオリン2部+チェロ伴奏で披露する予定だった小学唱歌集の主旋律を弾いた。「夕焼け小焼け」「故郷」「荒城の月」「富士の山」「花」「たきび」「冬景色」「月の砂漠」「浜辺の歌」「仰げば尊し」「七つの子」「雪」

お馴染みのメロディだから受けた。どの曲もワンコーラスで切り上げたが、後で感想を聞いたら繰り返し弾いて貰いたかったとか。最後にバッハの「メヌエット」を弾き予定時間の30分を消化して終了。内装がタイルとコンクリート仕上げの会場なので弦楽器はいい音で鳴る。残響豊富だから透き通るような音が響く。「高音がきれい」「あたし、月の砂漠を聞いてたら涙が出そうになっちゃった」とか話してる。チェロに比べれば高音が得意な楽器だし、譜面も簡単だから弾きやすいだけなのだよ。シンプルな曲は基礎力が試される。正確な音程、なめらかなボーイング、豊かな音量、節度ある抑揚とビブラート。この4つが肝ね。

その後、会議室に移動してお茶会となり、おばさまらは世間話で盛り上がっていた。15時からは住民女性が主催するサロン(個人の住居)に移動して、4人で17時半までお茶会(軽い食事会)の続きをやった。今日はチェロのメンバーたちが欠席したから参加者は住民のみ。マンション内の管理組合の話とか自治会の話とか、いつもはやらない内輪の話がいっぱい出た。

サロンをやってる75歳のおばさまは先月フィンランドでオーロラを見てきたそうだ。マイナス35度の深夜、最初は雲みたいに見えて、それが緑や青に色づいてくるのだそうだ。赤いオーロラは珍しく、見えた人はラッキーなんだって。彼女、4月にはポルトガルに旅行するとか。他の女性(60代後半)も海外旅行は40カ国も行ってるそうで、今度はガラパゴスに行ってイグアナを触りたいそうだ(爬虫類大好き♪と聞いた)。私などは都心の美術展に行くのも億劫なのに、皆さん素晴らしく活動的。子育てが終了し、旦那の世話からも開放された女性は元気である。




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