チェロのレッスン 134

バッハ「無伴奏チェロ組曲第2番」の9回目。8月13日の発表会で弾く予定のため、先週レッスンを受けたばかりだが、今週もみていただいた。プレリュードは淡々と弾いているので練習曲のよう。もうちょっと抑揚の変化をつけたらいかがとのこと。あれこれと演出を加えないつもりだったが、つまらなそうに聞こえるらしい。そこで控えめに表情の変化をつけてみることに。転調する13小節からちょっと音色を変えてみるとか、フレーズの終結部に重みをつけるとか、少しだけゆらぐ感じを加えてみた。

続くアルマンドクーラントは踊りの音楽だから、ゆらぎはない方がいいそうだ。インテンポで直線的に進む感じ。クーラントはかなり速いテンポがいいのはわかっているが、現状はまだまだ。フィンガリングを迷っている箇所があって、どちらがいいかを相談した。クーラントの25小節は弾きにくい指使いになるのでテンポが落ちてしまうからインテンポを守るようにとのこと。ここはフォルテ2個分ぐらいの強さで弾くといいそうだ。あえてガチャガチャした音響を出す。続く28小節から31小節までは、それぞれの小節の頭の音を強調すると落ち着きがいいようだ。

サラバンドは3拍子のリズムの刻みを均等にキープするのが難しく、伸びたり縮んだりしている点を注意された。スローテンポで粘ると数えるのが難しいから、ちょっと速目に弾いた方がいいのかもしれない。私は23小節にある32分音符を、両側にある16分音符みたいに弾いているそうで、そこも注意。

最後のジークもフィンガリングをどうするか決めかねている箇所があるので、そのあたりを重点的にみていただいた。解放弦をバンバン使ってしまうか、ポジション移動して解放弦を回避するか。なるべく簡単な指使いにしておかないと本番では危ないことになる。安全優先でポジション移動の回数は少なくすることにした。


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