ヴァイオリン教室#62

O先生の単独指導だった。最初に重音練習から。ロシア語のテキストを使い、解放弦とその隣の弦を1,2,3,4の指で順番に押さえてゆくシンプルな練習曲をさらった。重音は均一な音量で滑らかに弾く。途中で移弦が入るとあたふたする人が出てくる。変なアクセントを付けないよう平滑なボーイングを心がける必要があるから、先生はその点を重点的に指導されていた。

その後、「新しいバイオリン教本第2巻」の9番「テレマンメヌエット」を細かくさらった。アクセント、スタッカート、テヌートの弾き方の違いについて、かなり細かく指導が入った。ここでも弓のコントロールに気を使い、不要な音量差をつけないよう慎重に弾く練習を重ねた。スタッカートの場合、カチッとした硬い音を弾ませるように出した後、弓を一瞬引き上げて楽器の残響を十分に引き出す奏法を学んだ。

その後鈴木教本第1巻のバッハ「メヌエット3番」を見ていただいた。この曲でもなめらかなボーイングをするよう注意があった。上昇形で八分音符が並ぶ箇所で急に走り出す人がいる。毎回、同じ箇所で同じ集団が走る。そろそろ転がり出すぞと様子をみていると、予想通りにコロコロと転がり出す。どれも短い曲だが、やるべきことはいろいろある。



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