ヴァイオリン教室#60

O先生単独の指導だった。「新しいバイオリン教本」第2巻の10番「若き日の」を重点的にさらった。

3拍子の曲である。スラーでつながった二つの四分音符を弾いた弓を返して、次の四分音符(1個)を弾く場合、弓を早く戻さないと足らなくなるので配分に注意するようにとの指摘。

私の弾き方をチェックされたO先生から、弓を返す時、弓先を節約しないで、むしろたっぷりと多めに使うようにとの注意受けた。また、返す瞬間に弓を止めないで返すようにとも。 それと指弓を使い過ぎるなとも。

中指と薬指でしっかりと弓のフロッグ部分を押さえて、手首は割とかっちり固める感じで、手の甲は若干前に倒し気味にして、そのままズーっと粘っこく動かすとよいそうだ。O先生はモスクワ音楽院でロシア流の弾き方を身に付けられた方であるから、なるほどと思う。私は弾くというより響かせるつもりで弓は軽く持つのが好きだが、ベターっと吸い付かせる練習も必要だと改めて思う。

音を十分に響かせてたっぷりと弾くには、とにかく弓をフルに使わないとダメなのだ。ついつい、ホイホイ、さらっと返してしまう癖があるから、音が途切れやすい。あと一息、我慢して弓先まで使い切るようにすると、確かに出てくる音の量感が豊かになり、弓先でも細らずテヌート気味になって音が繋がってくる。

返す時に少し多めに時間をかけて返すといいとは、何とまあ・・・いわれて初めて気が付く自分の弾き方の変な癖。このことはチェロでも共通するので気を付けたいと思った。



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