チェロアンサンブル #37 

O先生の指導がある日だった。欠席者が多く参加したメンバーは5名のみ。「サポージニコフ教本」の6番から9番までを練習した。4の指の位置が上がりきらないため音程が下がり気味の人が注意を受けていた。また、G線、C線の5ポジを押さえる時に手首がV字状に折れる人に対しては、手首に緩やかな丸いカーブを付けて弦を押さえるよう指導があった。上下2パートある練習曲は、前回同様に1パート1名ずつ、2名1組で合わせる練習を順番にした。これはかなり効果的で、一瞬にして場に緊張感が漂う。

レッスンの最後に今後の進め方について先生から意見求められた。集まっているメンバーの大半は4年以上の経験があるため「サポージニコフ」は、弾くだけなら弾ける。しかし、簡単だからといって余裕たっぷりとはいかない。練習不足が暴かれてしまう時もあるから油断出来ない。それで、どんどん曲を進めるのではなく、右手のボーイングの修練に重点的に時間をかけるようお願いした。左手が比較的簡単な曲が多いから、そちらに気を取られず、芯のあるチェロらしい豊かな音を出すための右手の練習に専念しやすいメリットがあると思えるからである。

今年になって新婚夫婦が赤ちゃんを連れて参加するようになったのだが、9か月の女児は日増しに活動的になってきていて、部屋の床を這いまわっていた。放置しておけないので常時誰かが赤ちゃんの相手をしている。時には先生の膝の上にいることも。愛嬌のある子で誰にでもニコニコするから、レッスン中はモテモテ状態。今の好物(?)はお父さんのエンドピン・ストパーだそうだ。あれをかじるのが好きらしい。なんでも口に入れたがるので、エンドピンの先にとめるゴムキャップなどは床に落とさないようメンバーの皆さんにお願いした。先生によると3歳からチェロを始められるそうで、最近もお教室の方に3歳児が親に連れられ見学に来たそうだ(10分の1サイズの楽器を使うらしい)。両親がそろってチェロを習っているから、あの子もあと2〜3年でチェロを弾き始めるのかもしれない。



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