箱根は桜が満開だった

箱根に仕事で行って来た。強羅に向かう道路沿いのソメイヨシノは花が終わっていたが、枝垂れ桜は今が満開できれいだった。先方が用意してくれた宿は宮ノ下にある会員制のホテル。昔の奈良屋旅館の跡地に出来た立派な施設である。富士屋ホテルのはす向かいにある物々しい入り口の前を車で通行するたびに気になっていたが、会員制だからのぞくのもはばかられる。今回は役得で泊まることが出来てラッキーだった。峡谷の崖に建っている建物のため窓から見える景色は対岸の山麓だけ。余計な建築物が目に入らないから風景を独占した気分になる。標高が低いあたりはもう桜は散っていたが、山の上の方は山桜が満開で、枯葉色の斜面のそこかしこに柔らかいピンク色の茂みが点在していた。標高の高低差に応じて桜の開花度が違う景色が部屋の窓から見えるところが面白い。

富裕層御用達のためホテルの建築の贅沢さは半端ではなかった。様々な縞模様の大理石をふんだんに使ったロビーは〇金趣味というべきか、威圧的で威風堂々。社長、会長の類が多く加入している会員制リゾートの趣旨にぴたりと合致しているから感心してしまった(個人的には豪壮華麗なホテルより数寄屋造りの古風な旅館の方が好きである)。泊まった部屋のベッドルームは30畳ぐらい。それに4畳半はあるバスルーム、エントランスルームがくっついていた。土曜の晩だったので150ほどある客室はほぼ満室。地下にある駐車場には、お約束のベンツ、BMWアウディ、ポルシェ・・・が勢ぞろい。名古屋ナンバーとか遠隔地からの車が目立った。





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