チェロ・アンサンブル番外編 (その3)

明日開催のマンション住民のためのミニコンサートのリハーサル、3回目。今日も公民館の部屋を借りて、15時から17時までの2時間、チェロ4重奏曲を5曲練習した。

ショパンノクターン」 はそれぞれのパートに出てくる16分音符のかたまりがスムーズに流れるようになり、焦らずゆったりと弾けていた。オッフェンバックの「ギャロップ」は、本来の快速テンポで弾くのは現状では難しいため、ピアノとフォルテの音量差を大きくとって、メリハリを強調する方向で調整した。運動会の100メートル競走の音楽というよりも、ゆるゆると散策するピクニックといった感じ。

エルガー「ニムロッド」 はリタルダンドとア・テンポの繰り返しが多い。この曲は全員(5名)が演奏に参加するため、指揮が出来ない。テンポの伸び縮みの設定は、主旋律を弾く私が弾き振りで合図することに。頭を振ったり、身振り手振りを大きくしたりで、そっちに気を取られていたらテンポ変化があっさり気味になった。ハンバーグに大根おろしを乗せたようだとメンバーから言われてしまった。「海(松原遠く)」と「風の名前を教えて」は、何度も弾いている曲だから、そつなくまとまっていた。

オケと違い、各パート1名の場合、誰かに弾いてもらうわけにいかない。集中力が求められるから、毎回、普通の人が集中できる時間(2時間)で練習を終わりにする。本番前に3回集まり、1回2時間の練習というパターン。もうちょっと弾きたいと思うぐらいで切り上げ、次回につなげるのがいいようだ。



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