ヴァイオリン教室 #109

久しぶりに先生方2名がお揃いの指導だった。「新しいバイオリン教本第2巻」55番「長調短調の音階練習」の12回目からスタート。次にテキスト第3巻の26番ポジション移動の練習をやって、第2巻の最後63番「ザイツのコンチェルト第2番」1楽章の復習をした。隣にいる女性が「ザイツは飽きてきましたね」とつぶやいた。弾ける人は毎回同じことの繰り返しで飽きてくる頃だろう。

第2巻が終わる前に第3巻のメニューを先取りし、指を弦の上で滑らせる訓練を延々と繰り返しているけれど、単調な繰り返しが実用的かどうか、ちょっと疑問も感じる。生徒は大人だからポジション移動の原理は言葉で説明すれば理解出来る。実際の曲中では指1本だけで動くポジション移動はほぼないから、そういう原理原則エクササイズの効果はどこまであるのだろう。1964年に出版された「新しいバイオリン教本」の教え方に古さを感じるところ。



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