バッハ 「トッカータとフーガニ短調」をチェロで弾く

有名なバッハのオルガン曲「トッカータとフーガニ短調」の前半を弾いている。ストコフスキーの編曲版みたいな濃い表情を付けている。それはともかくも、見どころは左手の構え。

低ポジションでは、弦を押さえる指を頂点にして、手首から腕にかけてが斜め下方向にだらっとぶら下がっている。ハイポジションに行くにしたがって、左ひじが要となる扇形のアーチを描いて腕と手が移動し、手の向きが逆転する。

これはルドヴィート・カンタ師匠が推奨しているビオラ・ダ・ガンバ風の構え方で弾く(日本では普及していない)方法そのものである。




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