チェロのレッスン 72

ヴィヴァルディのソナタ ホ短調の11回目。前回同様、第Ⅰ楽章の復習をやった。

① 冒頭のE~Eと移弦しながらオクターブ上がるところは、最初からA線上で2の指を弦に触れさせ押さえておいて、そのままスライドさせると、音切れなく滑らかに弾けるとのこと。以後、同じフレーズの箇所は同様にやる。

② 3小節の2拍目、E~Dを1と4で弾く箇所は、A線上のポジション移動を伴うが、1の指をリード役にして弦の上で1〜4の指の構えを崩さずに、そのままスライドさせてやると音切れが起こらないとのこと。ちょっとしたコツだが、な〜るほど。

③ 12小節から13小節にかけて十六分音符が連続する箇所で、私がアバウトに弾いていたら、しっかりチェックが入った。ここは指の構えをしっかり確認して弾くとのこと。最初のフラジオでAを取ってから下降してくるところは1の指だけ拡張させる4ポジの型を決める。3拍目は普通の4ポジだが2,3,4の指を広げて押さえる型。13小節1拍目は再び1の指だけ拡張するパターン。

④ この辺は指板上に4の指を常駐させてハイポジションを弾く手の型をキープすること。私はハイポジになると左手の構えが徐々に崩れてくるらしい。対策としては、ハイポジでも3や4の指が常に指板上にあって、いつでも弦を押さえられる体制を保つことが肝要だそうだ。そのためには左肘がすこし前に出てくることになるし、左手首の角度にも注意が必要。

本日のヴィヴァルディはここまで。続いて、来月演奏予定のゴルターマン「レリジオーソ」の1stの楽譜を出して、フィンガリングを見ていただいた。自分で指番号を記入しておいたが、3の指か4の指か、どちらでも弾けてしまう箇所があって、どうするか迷っていた。先生に見ていただき、弾きやすい指使いが決まってすっきりした。







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