グループレッスン 34

4月最初のグループレッスン。男性メンバーたちは先生が来られる前の9時に集合して、6月1日の発表会で披露するアンサンブル曲「風の名前をおしえて」の音合わせをやった。

1回目の合奏である。最初は縦の線が合わないから、各パートごとにテンポの確認をやった。この曲、主旋律はファーストが弾くが、繰り返しの後からは、セカンドとサードにメロディが移る。全音符を伸ばして弾いているだけの単調な仕事の合間に、四分音符と八分音符を組み合わせたメロディが、ひょっこり出てくる。そんな箇所では、指がもたつき気味になっていたが、3〜4回の合奏で、ほぼ揃うようになった。初回の30分ほどの練習で形が出来てきた。

1年前は初心者ばかりで、調律にも戸惑っていたことを思い出すと、隔世の感がある。「好きこそ物の上手なれ」である。まだ、音楽的な表情を付けるところまでは行ってないが、残り数回の練習でまとまるだろう。最近、楽器を買い増したり、弓を買い替えたりする人が続出している。皆さん、発表会に向けてやる気モードになっておられるようだ。

その後、男女混合で弾くモーツアルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」(4声部のチェロアン用編曲譜)を合わせてみた。こちらも今日が初合わせ。私はト音記号の楽譜を弾く第1チェロ担当だが、ズルしてバイオリンで演奏することにした。バイオリンならファーストポジションで弾けるから簡単だが、チェロでは、もう大変。

10時ちょっと前にS先生が来られた時には、「アヴェ・ヴェルム・コルプス」が流れていた。先生、びっくり! 今日はウエルナーの練習は中止して、「アヴェ・ヴェルム・コルプス」を集中的にやることになった。

S先生は第4チェロから順番にじっくり弾かせて、問題点を洗い出してゆかれた。練習の途中で主旋律がないとわかりにくいという声があったので、バイオリンは出ずっぱりとなった。人前でバイオリンを弾くのは何年ぶりだろうか(?)2010年の春に、ブラ2をやったのが最後だったと思う。その後、●十肩の不調で腕が上がらなくなり、バイオリンは断念。チェロに転向したのだった。しかし3年も経つと、固まっていた関節もまだ渋いとはいえ動くようになり、簡単な曲なら弾けるところまで回復した。

宗教曲なのでソット・ヴォーチェで弾いていたが、バイオリンの声部(本来はチェロで弾く)は高音主体なので、低音のカオスの中でも埋もれずに済んだような気がする。それにしても、指番号を書いてない楽譜で、すんなり弾けちゃう気楽さは、どうだろう♪ チェロの場合、私は番号なしでは、いまだにわからなくなる(特にテノール記号)。このプレッシャーはいつまで続くのやら?

チェロアンサンブルにバイオリンを持ち込むのは反則技かもしれないが、バイオリン2本とビオラも参加してシベリウスの「アンダンテ・フェスティヴォ」もやる予定。だから、まあ、いいでしょ。





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