チェロのレッスン 77

2月19日の発表会で弾くヴィヴァルディのソナタホ短調(前半の2つの楽章)の復習をやった。第1楽章はタメを入れる場所の確認をしてOKが出た。バロック音楽でそういうのはアリなのかと思うが、とりあえず先生のいうとおりに。

第2楽章は音量の変化が少なく、ベタ弾きになっているのを注意された。ピアノとフォルテの差をもっと強調し、やり過ぎな感じにコテコテに弾くと、ホールの座席にいるお客さんには丁度いい具合に聴こえるそうだ。アマチュアが出せるダイナミックレンジは狭いから、意識的に音量差を強調しても、プロみたいな豪快な演奏にはならない。所詮は箱庭的景色。

音量は注意されたように修正するとして、残る問題はテンポの設定。テキスト付録CDの第2楽章の模範演奏(堤さんの演奏)は、速すぎて同じようには弾けない。多少、音符をはしょればなんとかなる、がそうもいかない。とはいえ、あまり遅くすると、今度はもっさりして野暮ったくなる。遅めに弾いて、もたもたさせないためには、個々の音符を歯切れよく、メリハリを付けてバシバシと打ち込むように弾くのがよさそうだ。第2楽章で弓を飛ばして弾いている参考演奏がYou tubeにある。スピッカートをコンスタントに繰り出してくると、多少遅めでも格好が付く。そんなイメージでやってみようと思う。
http://youtu.be/t3bqNFUg6KQ

レッスンの最後に、発表会のプログラムをもらった。大人の部は16時から。全部で26の演目が披露される。参加者全員で弾くアンサンブルが4つあるので、ソロの演奏者は22名。そのうち、先生方もソロを弾くことになっている。私が習っているA先生はエクレスのソナタ。A先生のお父さん(お教室の主催者)はコルニドライを聴かせてくださる。私の出番は後半の後ろから5番目。直前にA先生がエクレスを弾かれる。さらに私と同じソナタを弾く方が他に2人いらした。ヴィヴァルディでは私は3番目。やりにくい。

明日はピアノ合わせがある。天気予報では最高気温は6度といってる。楽器を持って遠方まで電車で出かけるのは悩ましいところ。室内外の温度差が凄いから、板が剥がれる可能性がある(去年はしっかり剥がれてしまった)。12月にニカワの接着修理をやったばかりのセカンドを持ち出すのが無難か。



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